海外の不動産広告で頻出の英語表現

昔オーストラリアで住む場所を探していた時に、不動産の広告に特有な英語表現が何個かある事に気がついたので、この記事でまとめて紹介します。

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a stone’s throw

直訳すると「石投げ」ですが、「(石を軽く投げて届くくらい)短い距離」という意味になります。This apartment is just a stone’s throw from the beach で「このアパートはビーチのすぐそばにあります」という意味になります。”stone’s throw”以外にも、「…がすぐそばにある」を意味する英語(誇張)表現に以下のものがあります。

a step from …

「(…から1ステップで届くくらい)すぐそこ」という比喩です。

a minute’s walk from …

文字通りには「徒歩1分で」という意味ですが、単に「すぐそばにある」を誇張した表現の場合もあります。

(… is) at your doorstep

doorstep は「玄関の前にある階段」という意味で、「玄関を開けると…がすぐ目の前にある」という意味ですが、実際は誇張表現として使われることが多いです。

sought after

sought after は “seek after” 「追い求める」の受け身で、「追い求められた、待ちに待った、人気の」という意味になります。ただ不動産の広告においては、 “sought after appartment”だと広告主が単に自称しているだけで、特に意味はないことが多いです…笑。なお、sought-after のように、ハイフンが間に入ったり、highly sought afterと”highly”で更に誇張することがあります。

boast

boast は通常 “boast about …” と自動詞で使われ、「…について自慢する」という意味になります。しかし、不動産の広告では「(自慢できるような素晴らしいものを)を所有する」という意味の他動詞で主に使われます(なので、aboutは不要となります)。例えば “The apartment boasts three luxurious bedrooms” は「このアパートには(誇るべき)3つの豪華な寝室があります」という意味で、”The hotel boasts stunning views of the city“で、「このホテルでは街の絶景を堪能できます」という意味になります。

all/everything … has to offer

「…が提供するもの全て/全部」という意味で、例えば “you can enjoy/experience all the city has to offer” で「街が提供するもの・街にあるもの全てが楽しめます/経験できます」という意味になります。もっと具体的に、”the best restaurants London has to offer” のようにも言えます。

なお、ここでの “has to” は「…しなければならない」という意味ではなく、”have something to offer” の something が what/all に移動した構文なので、要注意です(大学受験の和訳問題でも散見される構文です)。

south/north-facing

文字通り「南/北向きの」という意味で、”south-facing balcony/apartment” のように使います。不動産の広告では、北半球では “south-facing”がよく宣伝文句として使われますが、オーストラリアなどの南半球では太陽は北に上るので、 反対に”north-facing”がよく使われます。

sun-drenched/sun-filled

sun-drenched または sun-filled で「日当たりがいい」という意味です (例: sun-drenched/-filled living room)。drenched は「ずぶ濡れになる」という意味ですが、ここでは「日光を(シャワーのように)浴びる」と比喩的に使われています。似ている比喩表現に “be bathed in sunlight/natural light” があります。

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