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Home » 日本語記事 » 「冷たい七面鳥」, 「蛇の油」: 直訳出来ない変な英語イディオム12

「冷たい七面鳥」, 「蛇の油」: 直訳出来ない変な英語イディオム12

June 19, 2020

この記事では、直訳すると意味が通らない不思議な英語表現、イディオムを紹介します。全て実際に英英辞書に登録されている表現ですが、イギリス英語に特有の表現も少し含んでいます。自身の備忘録も兼ねているので、新しい表現を見つけ次第、随時更新しています。

最終更新:2021/5/1

The world is your oyster.

直訳:世界はあなたのオイスター(牡蠣)さ

意味:なんだって出来るよ

You’re very young and you can do anything you want to do. The world is your oyster.

(訳)あなたはとても若いんだから、やりたいことは何でも出来る。世界はあなたのオイスターさ(人生あなたの思うがままさ)。

解説:シェイクスピアが最初に用いた表現だそうです。意味はよくわかんないですけど笑、響きがいいですね。

(… and) Bob’s your uncle

直訳:ボブはあなたの叔父さんだ

意味:(これで成功は)間違いない、バッチリだ、完璧さ

例文

Put it in the oven for 5 minutes and Bob’s your uncle. 

それをオーブンに五分間いれたら、もうバッチリだ・完璧さ

解説:古いイギリス英語の表現です。イギリス(またはオーストラリア)以外では通じない可能性大。これも意味はよくわからないけど、響きが好きです。

snake oil

直訳:蛇の油

意味:インチキ

例文

Are these prodcuts reliable or just snake oil?

これらの商品は信頼できるのか、それともただのインチキなのか?

解説:昔、よく効く薬として「中国水蛇の油」から作った薬が中国からアメリカに伝わったそうですが、その結果「ガラガラ蛇の油で作った薬」(しかも実際は「ミネラルオイル」等で作れられていた)というパチモンが数多く出回ったという歴史から、「インチキ」という語義が生まれました。他にも、snake oil salesman (蛇の油セールスマン)で「怪しげなものを売る人」という意味の表現になります。

kick the bucket

直訳:バケツを蹴る

意味:死ぬ、逝く

例文

My smartphone has suddenly kicked the bucket.

私のスマホが急に逝った。

解説:文字通りの意味でない表現として有名なイディオムです。人にも物にも使えます。有力な語源は、首にロープをかけて台のバケツを蹴る首吊りの行為、という少し物騒なものです。

bread and butter

直訳:パンとバター

意味:メインの収入、収入源

例文

Tourism is bread and butter for many Australians.

観光業は多くのオーストラリア人にとってメインの収入源である。

My bread and butter comes from playing music on the street.

私の主収入は路上ライブによって得ている

解説:要は食っていくための主収入ってことですね。日本語バージョンを作るなら「米と味噌」とかになりますかね。一方、 bread-and-butter issues/matters で「全員に関係する問題(税制度など)」という意味にもなります。この場合、bread-and-butter は「誰しもに影響が及ぶような」という形容詞として使われていますね。なお、breadwinner (パンを勝ち取る人)で「大黒柱」(一家の稼ぎ頭) という意味になります。

old school

直訳:古い学校

意味:昔ながらの、古典的な

例文

He took an old school approach to solve this problem

この問題を解くために、彼は昔ながらのやり方を用いた。

解説:とあるインスタント麺のパッケージに電子レンジと茹でる作り方の2通りが書いてあり、後者に old school と書いてありました。

 a piece of cake

直訳:一切れのケーキ

意味:朝飯前だ、お茶の子さいさい

例文

It was a piece of cake to win the game

その試合に勝つのなんて朝飯前だった。

解説:とても有名なイディオムです。日本語の「お茶の子さいさい」と意味も雰囲気もよく似ていますね(お茶の子=茶菓子)。なお、同じ意味を1単語で表すには、”cinch”という単語が使えます。

cold turkey

直訳:冷たい七面鳥

意味:(お酒やタバコ、ドラッグなど依存している物を)急に断ち切った状態

例文

1. I went cold turkey on smoking.

私は急に喫煙を断ち切った

2.
He quit drinking cigarettes cold turkey.

彼は突然お酒を一切やめた

解説:go/going cold turkey (急に断ち切る)というフレーズでよく使います。

(there’s) no rest for the wicked

直訳:悪人に休息なし

意味:忙しくて休む間もない

As soon as he graduates from university,  he will start a new job, so there’s no rest for the wicked.

(訳)大学を卒業するや否いや、彼は新しい仕事を始めるので休んでいる暇はない。

解説:聖書に由来する表現で、本来は「罪人には絶え間ない苦痛が地獄で待っている」という意味です。しかし、実際は例文のように「忙しい、(疲れていても)休むまもない」という意味のフレーズとしても冗談っぽく使われます。

under the weather

直訳:天気の下

意味:体調が悪い、本調子でない

例文

I’m a bit feeling under the weather today.

今日は少し体調が悪い。

解説:比較的有名なイディオムです。有力な説によると、船乗りが船酔いして体調が悪くなった時、船室の屋根の下で(外の天気の下)で休んでいた事に由来しているとしています。

rain cats and dogs

直訳:猫犬をふらす雨?(訳不可能)

意味:かなりの大雨だ

It’s raining cats and dogs now.

(今)今、大雨が降っている

解説:結構有名な古典的イディオムです。諸説ありますが、確実な語源はないそうです。台風の時に使ってみると良いかもしれません。次のイディオムも雰囲気が少し似ていますので、続けて紹介します。

cost an arm and leg

直訳:(コストとして)手足がかかる

意味:めちゃくちゃ高い、莫大なお金がかかる

It costs an arm and leg to study at a private university in the U.S.

(訳)アメリカの私立大学で勉強するには莫大な金額がかかる。

解説:こちらも諸説ある中、はっきり語源は不明だそうです。ただ、先ほどのrain cats and dogs よりは意味が通りますね。(まるで自分の手足と比較くらい高価、という意味で)。

trip the light fantastic

直訳:???

意味:(ダンスホールや踊り場で)軽快に踊る

The dancers tripped the light fantastic to the upbeat song

ダンサーたちが、ノリの良い曲に合わせて軽快に踊った。

解説:もはや文法的にもおかしい、まさに直訳不能なイディオムです。「踊る」を誇張して冗談っぽく言う時に使われるそうです。決して有名なイディオムではありませんが、不思議なイディオムには違いないので紹介しました。語源は、イギリス人詩人のJohn Miltonが1600年代に書いた以下の詩に由来しているそうです。

Come, and trip it as ye go,
On the light fantastick toe.

今日では、 tripは主に「つまづく」という意味で使われますが(名詞では「旅行」ですね)、昔は「踊る」という意味が一般的だったそうです。そして、二文目の “On the light fantastick toe”は「魅力的で軽やかでつま先 (ステップ) で」という意味で、軽快な踊りを描写したフレーズになっています (fantastickはfantasticのの古い綴りです)。これが縮まって “trip the light fantastic” となった訳ですね。なお、イメージが似ている表現に “be light on one’s feet” (軽快な)というものがあります。こちらは日本語の「足取りが軽い」と似ていますね。

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